世界のコンブチャ市場は拡大傾向に!

2021年2月21日(日)は World Kombucha Dayと 非営利団体のKombucha Brewers International(以下、KBI)が 制定しています。 世界におけるKombucha(コンブチャ)の 市場は年々増加傾向になっていますが、 なぜここまで市場が拡大し続けるのでしょうか。 「コンブチャはなんで人気なの?」のコラムを少し掘り下げたいと思います。 まずは、世界の現況について報告します。

世界のKombuchaブルワリー数は1,626か所

出典:Kombucha Brewers International   KBIによると、世界におけるKombucha(コンブチャ)の ブルワリー(醸造所)数は1,626か所あります。 うち北アメリカでは673か所、 ラテンアメリカ・メキシコが365か所、 ヨーロッパが310か所。 アジア太平洋が193か所と続いています。 世界市場は年間で17.5%ずつ成長しています。 2018年における世界市場は1,303億円から 2025年には3,677億円(1ドル105円で算出)に成長すると予測。 世界におけるKombucha(コンブチャ)のブランド数の 1位はアメリカで534ブランド、 続いて2位がブラジルの223ブランド、 3位がカナダの126ブラントと続きます。 オーストラリアは60ブランド、ニュージーランドは30ブランドを超え 急速に拡大しています。オーストラリア市場は現在から2027年までに 年平均成長率を26.17%になると期待されています。 その背景には、大手飲料メーカーの参入などが挙げられます。 出典: Kombucha Brewers International (KBI PUBLIC Magazines:SymbiosisMagazine-2020夏) Kombucha Brewers International (KBI PUBLIC Magazines:SymbiosisMagazine-2020秋)

アメリカは多様性のフェーズから ローカルを応援する流れが生まれている

アメリカにあるKombucha(コンブチャ)は 数百種類あり、世界全体の市場をけん引しています。 健康志向を持つ消費者が多く、 グローサリーストアや飲食店などで 手軽に購入することができる環境があります。 また、アメリカでは、 多様性の求められたフェーズから、 「ローカルの良い商品を応援する」時代へ 現在は突入しています。 美味しいものや地産地消の観点で ローカル色の強いもの(ローカルの応援)に絞られる流れが あるのも消費者動向から伺えます。 例えば、港湾都市であるポートランドでは 「生産者の顔」が見えることへの意識が強く、 ローカルを大切にしています。 実際、大手のクラフトビール工場などが閉鎖され、 その跡地を若い世代が居抜きで活用するなど、 大手企業にはない特色を出すことで、 生産者の顔が見えるアクションを起こしています。 海外におけるKombucha(コンブチャ)市場は 右肩上がり。 世界的な流れに呼応するように 日本国内でもKombucha(コンブチャ)が 浸透するタイミングは近い将来あると予測しています。